A-17とは? 朝鮮戦争期の米軍パイロットウォッチを解説
A-17は、第二次世界大戦後から朝鮮戦争期にかけて登場したアメリカ軍系ミリタリーウォッチです。
第二次世界大戦期のA-11によく似た外観を持ちながら、24時間表示やハック機能などを備えたモデルが存在します。Waltham、Elgin、Bulovaといったアメリカの時計メーカーによって生産されました。
第二次世界大戦後も、パイロットや特別な任務に携わる兵士には実用的な腕時計が必要でした。A-17は、A-11に近い軍用時計らしいデザインを受け継ぎながら、1950年代へとつながっていったモデルです。
Waltham製 A-17
A-17はWalthamによって生産され、第二次世界大戦後から朝鮮戦争の前後にかけて、米軍パイロット向けの時計として使われました。
外観は第二次世界大戦期のA-11によく似ていますが、文字盤や針の夜光には赤みを帯びた色合いが見られます。
Waltham A-17
裏蓋に残る軍用時計としての情報
軍用時計の面白さのひとつが、裏蓋に刻まれた仕様や管理番号です。
掲載しているWaltham A-17には、次のような刻印が確認できます。
Waltham
Type A-17
SPECIFICATION MIL W-6433
MFRS. PART NO. 10616-CS-12-24
SERIAL NO. xxxxx
ORDER NO. DA-36-038-ORD-8290
STOCK NO. 6244-10616-CS-12-24
WALTHAM WATCH CO.
U.S. PROPERTY
こうした刻印から、単なる市販時計ではなく、軍用として管理されていた時計であることが伝わってきます。
1950年代のElgin・Bulova製A-17
1950年代には、WalthamだけでなくElginやBulovaでもA-17系の時計が生産されました。
これらには「MIL-W-6433」や「MIL-W-6433A」といったミルスペックの表記が見られ、Waltham製とは細部に違いがあります。
Elgin 1950s A-17
リューズ操作によって秒針を停止し、基準となる時刻へ合わせるための機能です。
通常の12時間表示に加えて24時間表記も配置され、軍用時計らしい文字盤構成になっています。
軍用仕様を示すミルスペックが刻まれ、モデルの背景を知る手掛かりにもなっています。
A-11
第二次世界大戦期を代表するアメリカ軍系フィールドウォッチ。シンプルな文字盤と実用性を重視したデザインです。
A-17
A-11に近いスタイルを受け継ぎながら、戦後から朝鮮戦争期へとつながるアメリカ軍系ミリタリーウォッチです。
MWCのA-17
1950年代のA-17を現代仕様で楽しむ
MWCのA-17は、1950年代に生産されたElginやBulova系のA-17をベースにしたモデルと考えられます。
黒い文字盤や12・24時間表示など、朝鮮戦争期の軍用時計を思わせるデザインを受け継いでいます。
さらに、夜光には経年変化したヴィンテージ時計を思わせる色味を取り入れるなど、MWCらしい現代的なアレンジが加えられています。
A-17をもっと知る
1950年代の軍用時計を、現代の腕元へ。
A-17は、A-11から続くアメリカ軍系ミリタリーウォッチの流れを感じられる一本です。MWCでは、そのクラシックなデザインを現代の日常で楽しめるモデルとして展開しています。