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前回のコラムで軍用時計の古き良き時代の
錚々たるブランドをご紹介しました。
そうすると自然とイギリス軍とか
ドイツ軍ってなってしまいました。
地理的な要因が大きいのだと 思います。
スイスの時計ブランドを採用する ってのが自然なのかも。
そこで同じようにアメリカに目を向けて見ますと、
Elgin エルジン
Bulova ブローバ
Hamilton ハミルトン
Waltham ウォルサム
Timex タイメックス
このあたりのブランドが幅を利かせて いますね。
今回もわかりやすく代表作を並べてみました。

エルジン 第二次大戦モデル A-11 アメリカ軍

ブローバ 第二次大戦モデル A-11 アメリカ軍

ウォルサム 朝鮮戦争モデル A-17 アメリカ軍

エルジン 朝鮮戦争モデル A-17 アメリカ軍

ブローバ ベトナム戦争モデル GG-W-113 アメリカ軍

ハミルトン ベトナム戦争モデル GG-W-113 アメリカ軍
こうやって見てみると、
サイズも含めデザインに幅があるなって思います。
機能第一で統一感さえあれば
割と自由なデザインなのか?
って思ってしまいます。
色々今回調べていましたら、特にA-11は
デザインのバリエーションが多いように感じました。
A-17は資料が極端に少なくサンプルとなる
モデル数が少ないので何とも言えませんが
それでも数パターンありました。
一番デザインにバラツキが少ないのが
GG-W-113でしたね。
メーカーによっても生産の時期や
ロットによっても違うのかもしれません。
竜頭なんかはもしかしたら個人的に
修理して交換とか当時の兵士がしていた
のかもしれませんね。
細かいところまで追求すると
おそらく膨大な研究対象となるのでは
ないかと思います。
軍用時計は奥が深いね。
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