腕時計の風防は何が違う? サファイア・ミネラル・アクリルを比較
腕時計の文字盤を覆っている透明な部分を「風防」と呼びます。MWCでもモデルによって、サファイアクリスタル、ミネラルガラス、アクリルと異なる素材が使われています。
どれが単純に優れているというより、傷への強さ、加工性、軽さ、ヴィンテージらしい雰囲気など、それぞれに異なる特徴があります。
サファイアクリスタル、ミネラルガラス、アクリル。それぞれ性質が異なるため、時計の用途やデザインによって使い分けられています。
サファイアクリスタル
人工的に作られたサファイア素材を使用した風防。非常に硬く、傷がつきにくいことが大きな特徴です。
ミネラルガラス
腕時計で広く使われるガラス系の風防。MWCでは強化ミネラルガラスを採用するモデルがあります。
アクリル
いわゆるプラスチック風防。軽量で加工しやすく、クラシックな軍用時計にもよく似合う素材です。
1. サファイアクリスタル
サファイアガラス、サファイアクリスタルと呼ばれる風防です。
天然石のサファイアを削って作るのではなく、人工的に作られたサファイア素材が使用されています。
大きな特徴は硬度の高さです。日常使用で傷がつきにくいため、現在ではさまざまな腕時計に採用されています。
硬度が高いため、日常使用で細かな傷がつきにくいことが大きなメリットです。
傷には強い反面、強い衝撃を受けた場合には欠けたり割れたりする可能性があります。また加工コストも高くなります。
MWCでの採用例
- 1000mダイバー
- 300mサブマリーナの一部モデル
- ナビゲーターの一部モデル
- MKIIIの一部モデル
2. ミネラルガラス
ミネラルガラスは、腕時計で広く使われているガラス系の風防です。
MWCでは、強化ミネラルガラスを採用しているモデルがあります。
サファイアと比べると加工しやすく、時計のデザインや用途に合わせて採用しやすい素材です。
比較的加工しやすく、さまざまな形状やモデルに採用されています。
サファイアと比べると表面に傷が入りやすく、強い衝撃では欠ける可能性もあります。
MWCでの採用例
- G10の一部モデル
- 300mサブマリーナの一部モデル
- W10の一部モデル
- A-17の一部モデル
3. アクリル風防
アクリルは、いわゆる「プラ風防」と呼ばれる素材です。
軽く、加工しやすいのが特徴で、ヴィンテージ系の腕時計や軍用時計らしい雰囲気とも相性のよい素材です。
サファイアやミネラルガラスと比べると傷はつきやすい一方、浅い傷であれば研磨によって目立ちにくくできる場合があります。
軽量で加工しやすく、昔の軍用時計を思わせる柔らかな表情も魅力です。
表面傷は比較的入りやすい素材ですが、小さな傷なら研磨できることもアクリルならではの特徴です。
MWCでの採用例
- A-11の一部モデル
- ベトナム戦争モデルの一部
- W10の一部モデル
どの風防が一番いい?
傷のつきにくさを重視するなら、サファイアクリスタルは魅力的です。
一方で、ミネラルガラスにはバランスのよさがあり、アクリルには軽さやヴィンテージ時計らしい雰囲気があります。
つまり、素材の価格だけで時計の良し悪しが決まるわけではありません。
MWCのように歴史的な軍用時計をモチーフにしたブランドでは、モデルの年代やデザインに合わせてアクリルを採用すること自体が、その時計らしさにつながる場合もあります。
同じシリーズでも風防が異なる場合があります
MWCでは、W10やサブマリーナなど同じシリーズ名でも、モデルや仕様によって風防素材が異なる場合があります。現在販売中の商品については、それぞれの商品ページの仕様をご確認ください。
MWCの時計についてもっと知る
風防まで見ると、MWC選びはもっと面白い。
デザインやムーブメントだけでなく、風防素材もモデルごとの個性のひとつです。サファイア、ミネラル、アクリルのどれを採用しているか分からない場合は、購入前にお気軽に店主までお問い合わせください。